民主党政権時に地震・津波・原発事故は幸い

不幸中の
もちろん何も起きないのが一番幸せです。なにしろ被災地は地元だし。
が、これが戦争とかミサイルとかだったらと考えると、民主党と、その中で最も能力があって信頼されていて政治力もあって代表に選ばれた無能総理在任中だと最悪。
情勢を認識して対処法を決定して実行する速度を現在の10倍で行ったとしても8日(震災から約80日ですので)。戦争やミサイルだったら第二波第三波が来てます。
現在の内閣の状態からすると、判断・決定・実行速度を10倍速くすることはまず無理。なにしろ総理大臣は判断力がないし、官房長官もただの言いなりの傀儡。なにしろ寝ないで「嘘だらけの官房長官談話」をたれ流していた無能ですから。
実に菅政権らしい官房長官ですね。
そんな状態でも他の大臣は「このような嘘の発表は良くない」とか「総理が表に出て正確な情報を出すべき」とかいった方向修正を全くできなかったわけですから、まともに機能するはずがない。
これで戦争状態に陥ったら本当に最悪です。相手が第二波第三波を計画しない、自然災害や事故で良かった、と思ってしまったわけです。

菅直人という人間(まともな人間性を持っているかは疑問ですが)が国政の中でまともに機能したのはおそらく薬害エイズで厚生省記録を発見させた時、だったのではないかと思われます。
そう考えると、厚生省の圧力とか抵抗をかわして、秘匿されていた資料を官僚に出させたという事実にまた重みが生じることになります。
菅直人は官僚を使えないわけではなかった、という事実です。
自民党のそれまでの厚生大臣よりも、官僚をうまく扱った実績を薬害エイズで残しているのです。その結果は十分に評価に値するものです。
それなのに政治主導を言い出してからの成果はどうでしょうか?

これは、官僚を扱う能力がない政治家が、官僚を使えないから成果を出せないという事態とは全く違います。
便利な道具があり、それらを使う能力があるのに使わないで被害を拡大させたとなると、それは単なる人災ではなく殺人であり傷害であり窃盗であり器物破損であり、という事になります。
官僚を使えばもっと何か出来ることが見つかり、正しい方向を向くこともてきたのではないでしょうか? 官僚が秘匿していた情報を官僚を使って引き出せた実績があるのですから、東電が情報を隠していたとしても官僚をうまく使えば正確な情報を国民に示せたと考えてもおかしくありません。
これは既に総理大臣とその周辺によるサボタージュです。内乱罪の構成要件に無為無策により国民の生命と財産を脅かした、というものを加えるべきです。

もしも菅政権時に起きたのが地震津波原発事故ではなく、戦争だったら、経済危機だったら(日本円が標的にされたり、日本企業の資産が標的にされたり)、国内でのテロ活動だったら、あるいは新型インフルエンザの大量感染だったら。
最悪の結果に陥っていたとしても不思議ではありません。