首相を攻撃する野党が一番国民の命をないがしろにしている件

通常国会が始まりますが、野党側はイスラム国のテロに対して首相の対応に不備があったのではないか、そもそも人道支援を大々的に表明したことに問題があったのではないか、といったことを追求する構えだそうで。
このような情況下で与党・野党が一致団結しないでどうするんだ? と。
テロリストに殺された(としておきます)日本人の命を政争の具に使うなんてのは国会議員としても日本人としても失格です。
安部首相には、ある程度非難を受けたあとでこんなことを言って欲しい。
「私の政策、行動についての批判、また責任の所在については延長国会、あるいは人質奪還が完了した後で臨時国会を開くなどしてその場で全て伺います。今は人質となっている方を無事に日本に帰国させるのが我々国会議員、日本人の指命であり、願いです。そのために資することであれば、あるいは今後このような事態が起きないようにするための意見であれば虚心坦懐に伺います。人道支援であっても大々的に公表しないのが効果があるのであれば、それも選択の一つとして考慮いたします。繰り返しますが今我々がなすべきことは不当に奪われようとしている日本人の命を救うことであり、奪われたかもしれない命に対して贖罪することです。そのために全力を尽くすのであればその意見は拝聴し、実効性があるのであれば提案は与党・野党を問わず行おうと思います」

それと、テロリストとの交渉には個人的には映画の『身代金』方式をとってもらいたい。
「人質を無事に開放すれば日本は今後も人道支援以外は行わない」
「人質に危害を加えたならば、各国に2億ドルを供出し、イスラム国の殲滅に利用していただく」
「他国の人質に危害を加えた場合も、同様の措置を行う」
「2億ドル、さらに追加の資金により各国は大量の武器弾薬を購入・製造するだろう。それによりあなた方の資金源は破壊され続ける。またあなた方の指導者の居場所を把握し、これを攻撃するだろう。」
「懸賞金の額も増加していく。日本人に限らず他国の人質を殺せばその金額は増えていく。新しく人質をとっても増えていく。懸賞金は生死を問わず、また期限も設けない」
「今の活動を停止しなければ、あなた方は死ぬまで追跡者に脅え、あなた方の家族も友人も親族も、宗教指導者ですら安心した夜を過ごすことは困難になる」
「懸命な判断をしていただきたい」

まあテロリストは今後も同じ活動を続けるでしょうし、人質も返さないでしょう。でもそれはこういった声明を出さなくても同じ。
懸賞金が増加していけば内部から裏切り者が出て(なにしろ安い月給に惹かれて参加してる連中が沢山いる)組織として機能不全に陥る。
軍事力を行使できない日本だからこそ、この手の交渉のほうが余程効果があると思う。
砲弾や銃弾や毒ガスより、人類の歴史では金によって殺された人間のほうが多いんじゃないかねぇ。そもそも戦争って宗教・民族対立以外は基本金銭目的だし。