今日のこいつにやられている!

本が好きです。愛しています。出先で気に入った本を見つけると買ってしまいます。本は意外と寿命が短くて、出会った時に買わないと二度と出会えないこともあります。それで何度も泣きました。今はアマゾンが中古本を扱っているのでかなり助かっています。
しかし本も冊数が6000を超えると、二重買いをしてしまうこともあります。特に小説で同一作家の本のタイトルが似通っている場合はその確率も高くなる。新刊は事前にチェックして携帯にメールしてこれを防いでいます。
さらに二重買いを防ぐために、昔はエクセルにタイトルと巻数と作者と出版社名を打ち込んでいたのですが、これが面倒。ついつい入力を怠ってしまっていました。
本屋でミニノートを開いてエクセル起動させるのも何だか気恥ずかしいですし。

そして今は心強いツールに支えられています。EKAKIN氏作成の「私本管理Plus」です。http://homepage1.nifty.com/EKAKIN/
あちこちのサイトや雑誌で紹介されているのでご存じの方もいるでしょうが、本の裏(稀に違う場所)に書かれているISBN番号を入力するとアマゾンに照会し、作者から出版社から初版発行日から価格から表紙のサムネイルから必要なデータは一通り取得できるという物です。
プラグインを入れることで、他のサイトからもデータを持ってこれます。内容紹介文もサイトにあれば取得できます。
データベースなので作者名やタイトル名で自分が持っている本を検索することも当然出来ます。しかも早い。
ISBN番号は13桁の数字なので入力は手間ですが、これはバーコードリーダー(USB接続。安い物だと3000円程度でドライバもいらない)を導入することで劇的に手間がなくなります。
私が使っているリーダーはデバイス上キーボードとして扱われていて、設定(方法は付属の冊子のバーコードを読み取るだけ)することで読み取り数字の末尾に改行コードを付けてくれるので、連続で入力が可能。
毎日のようにピッ♪ピッ♪とデータを入力しています。
蔵書の場合ISBNを100個程入力後、アマゾンに接続してデータを取得。これはアマゾンのサーバと接続環境によってかかる時間が違いますが、こちらはツール任せで何もしなくて良いので放置しておけばOK。アマゾンにデータがなかったISBN番号はスキップされてリストに残されるのでそれらは手動でネットから探すか手入力することになります。
しかしここ十数年の間に出た本はほぼ網羅されているので、かなり古い本以外は手入力することはありません。

この姉妹品(?)に「私本管理GOOUT」というものがあり、これは「私本管理Plus」のデータをアップロードして自分のHP上で検索できるCGIだそうです。
携帯から自分がもっている本を検索できるので、店頭で「この本持っていたかな?」などと迷った時に利用するのだそうです。何とも本好きのツボを心得たシステムです。
あいにくとこちらは私が契約しているサーバがCGIの使用を拒否しているので未使用。

実は独自に同様のシステムを作ろうとしたことはあったのです。当時私はアマゾンの存在も知らず、日本国内のISBNを管理しているサイトのデータベースを利用しようと考えたのですが、某講談社など既に出版しているのにデータベースへの登録が2ヶ月遅れになる出版社がいくつもあり、実用レベルになりませんでした。
そうしてアイディアを放置している間に、こちらが想定していた物を遙かに超える素晴らしいツールが世に出ていたのです。
ISBNを管理してどう収入を得ているのか分からないサイトより、商用のサイトの方がデータベースとして充実しているのは当たり前ですね。

私本管理GOOUT」を使えないので、データをサイトに上げてJavaScriptで検索するか、あるいはGoogleを利用して携帯から検索できるようにするか模索中です。

ちなみに逆引きは自作しました。タイトルと著者名のリストから、ISBN番号をアマゾンから取得するものです。エクセルに入力済みのデータを私本管理Plusに移植するために自作。
すなおにバーコードリーダーで再入力した方が時間的には早かったかも知れませんが、アマゾンウェブサービスにせっかく加入したので一応利用しないとね、ということで。

ただし自作のこのツールは一度使ったらもう二度と使わないツールですorz。

2008/11/17 ISBNは13桁でした。修正します 10桁→13桁