電子ペーパーを使用したビューワ販売

http://www.frontech.fujitsu.com/services/products/paper/flepia/
http://www.brother.co.jp/news/2009/sv100b/

富士通フロンテックの「FLEPia」は昔業務用として販売されていた物を一般市場に流通させるようにしたものです。10台単位でしか購入できなかったので、会社で有志を募って買おうかとも考えたのですが、なにしろ150万+税という価格。一人15万なわけですが、ちょっと高いな、と。
今回は99,750円と値段を下げ、描画速度も向上させたとのこと。

画面:8型サイズ
解像度:768×1024
サイズ:158mm×240mm×12.5mm
重さ:385g
1度の充電で最大40時間稼働
対応形式
web閲覧機能を利用してパピレスとの提携書店からのダウンロード可能。
Bluetooth無線LANとUSBとSDカードスロットとステレオスピーカとヘッドフォンコネクタを搭載。タッチパネル機能付き。何ですかこの豪華仕様。音声は読み上げに利用するらしく、MP3プレーヤとして利用できるかは不明。
気になる表示の書き換え速度は64色表示の場合で1.8秒、4096色表示で5秒、26万色表示で8秒…微妙。と言うか、なぜ256色がないのかと問い詰めたい。
64色が基準のようで、それが256色がない理由なのだとは思うけど…。

さて、一方のブラザー。「ブラザー ドキュメントビューワSV-100B」は電子ブックや画像は対応せず、A4の書類を電子化して持ち歩くという目的に特化しているらしい。
画面:9.7型サイズ
解像度:150dpi
サイズ237mm×247mm×15.5mm
重さ:約600g
1回の充電で約83時間稼働
対応形式
  • 独自フォーマット
表示切替は1秒以下。これは実にありがたいのだが、表示はモノクロ4階調。
BluetoothとUSBとmicroSDカードスロットを搭載。
ドライバをPCにインストールし、対応アプリの印刷を使用することで独自フォーマットのデータを作成するらしい。PDFみたいなものですね。Wordに画像ファイルを貼り付けて変換すれば画像ビューワにもなるのだろうけど4階調では厳しい。小説閲覧用なら使えるかも知れませんが。
こちらは価格が15万円程度になるらしく、一般向けというよりは業務用の用途を想定しているらしい。
困ったことに、デザインはブラザーの方が私の理想に近くて、目的には向かない。「FLEPia」を買うことになりそうなのだが、販売が富士通フロンテック経由に限定されるらしく、値段が落ちることはちょっと期待できない。
微妙…。
しかし、電子ペーパー普及を願う人間としては「市場投資」として買うことになりそうです。やはり、紙の消費を抑える技術はこれからの社会で必要ですからね。