日教組の教研集会始まる 58年ぶり文科省から「来賓」

http://sankei.jp.msn.com/life/education/100123/edc1001231032001-n1.htm

 日教組の第59次教育研究全国集会が23日、山形市で始まった。午前は全体集会が開かれ、58年ぶりに文部科学省からの来賓として高井美穂政務官が出席。中村譲中央執行委員長は「政治の壁が低くなり、社会的パートナーとして認知された今、私たちは公教育の中心にいる。それ故に、責任は重く大きい」と参加者に呼びかけた。
これが監視目的なら拍手モノなのですが、実際には民主にとって日教組は支持団体。そんなわけはありません。完全に先の選挙での応援に対する「お礼」ですね。国民に対してはいまだに「お礼」は無いようですが、左派支持団体には早速臣下の礼。
さて、以前にも書きましたが民主の支持団体には多くの組合が存在します。民主は支持団体がこの手の集会を開催するたびに誰かを送り込むのでしょうか?それとも、日教組だけが特別or他の全国規模団体だけ特別or左派大規模団体だけ特別扱いにするのでしょうか。かつて自民支持だったがそういった拘束をなくして自由に投票できるようにした団体についてはどうするのでしょうか?
小規模や自分たちとは立場が違う組合や団体は別扱いにするのであれば、民主党の姿勢が問われるでしょう。かといって、すべての団体に人員を送るというのも現実的ではありません。そんなことをしていたら本来の仕事ができなくなります。メーデーとか年度末とか集会が重なることもあります。物理的に無理なこともあるわけです。
どうするにせよ、日教組と他の団体とでは扱いが違うことになるのは避けられません。文句を言ってくる団体もあれば、内部に文句を抱え込む団体もあるでしょう。

今回の出席は単にキチガイ教育を推し進め、国会で問題を認識され、「教育の正常化」が必要と判断された組合に民主がおもねっているというだけのことではありません。他の団体をどのように扱うかを見ることで、民主党が国民をどう扱うかをもうかがい知るきっかけとなることでもあるのです。
さて、他の民主支持団体・組合が集会を持つのを待ちましょう。