超レトロゲー

タイトルすら思い出せないはるかPC-8801MkIIの時代のゲーム。他の機種にも移植されたのかも不明。
シューティング。機体(?)はインベーダーゲームのそれ。敵機もそれ。背景なし。
当時のものとしては珍しく「自機も敵機も画面いっぱいを使って移動する」上に「弾が複数弾発射できて、画面端で跳ね返る」というのが新鮮でした。まあ敵は最大3機しか出ないんですが。スクロールもしないし。
基本は最初1対1、それを何回かクリアすれば1対2、さらに1対3になります。
最大の特徴は「自機の移動方向は左右キーで行うが、移動は円運動になる」という点。これによって、一応望んだ方向には行けるけど若干タイムラグが出る形になるのです。左右キーを押し続ければ完全な円軌道になります。自機、敵機の移動速度がゆっくりなので何とも歯痒い移動。
1対3になったら、この移動の歯痒さが原因で大抵は敵機と衝突して終了(笑
さて、さらに「自機の弾に当たってしまう」ことと「敵機を破壊すると放射状に弾を発射する(破片を意味しているのかも)」という特徴もあります。
前述したように弾は画面端で反射するので自弾で自滅することも珍しくありません。あ、弾は自機の進行方向に発射されます。
敵機の側で弾を撃つと反射弾でもれなく自機も破壊されます。
当時のシューティングゲームとしてはかなり異色です。
画面上に表示できる弾数には制限があり、弾は一定時間表示され移動を続けます。弾一つが消えたらまた撃てるようになるわけです。
当時は連射機能なんて珍しかったので、馬鹿みたいに撃って弾切れに泣くのが基本でした。
曲がる時が円運動なので、曲がりながら撃つと弾は放射状に広がります。それが反射して画面内に向かって来ると、複数の動きを見ながら「歯痒い」移動で避けなければならないのでこれが実に難しい。

今のシューティングゲームのような爽快感も効果音もないし、わざわざ操作性を落としているので今やるとイライラするかもしれませんが、なんとも不思議な習慣性があって何度もやってしまいました。
タイトルもわからないのでエミュレーターとかリメイクも探せないので、ちょっと残念です。
昔のこういったシンプルなゲームって、時々無性にやりたくなるんですよね。

画面イメージはこんなの(笑)。


追記:
FEDORA」というタイトルでした。世の中的には8001のゲームとして知られているようです。