ぞくぞくと「適材適所」。そして確信的政治空白

内閣改造でいなくなった人たちが、ぞくぞくと戻ってきます。仕分け事業でも廃止と決定したものが復活してるのは珍しくないので、きっと民主はリサイクルに熱心なのでしょう。一定レベル以上壊れてしまった道具は、不実なリサイクルショップで安く買えたとしても、使っただけトラブルが起きる(洗濯機は服を汚す・破く、ノコギリは怪我をする、コンロはガス漏れする)だけなので、粗大ごみに出したほうが良いんですが。まあ市井のリサイクルショップには民主レベルの不実なところなんてそうそうありませんけど。
で、戻ってくる人たち。
一川保夫前防衛相→参院幹事長
山岡賢次国家公安委員長→副代表
平岡秀夫前法相→総務委員長
蓮舫前行政刷新相→行革調査会会長代行
松本龍前震災復興担当相→衆院政治倫理審査会

どんだけ人材がいないんだよ、民主。

まあ一番ひどい人材起用はのは田中直紀防衛相だけど。

昨日は首相の施政方針演説がありましたので、そっちを読み込んでもいるのですが、昨日ニュースを見ていたら「互いに与党野党を一定期間経験したのだから、そろそろ国政を動かす努力をしよう」という旨の発言(以下岡田発言)を岡田克也副総理がしていました。


普通のことを言っているようで妙に引っかかる発言だなぁ、と思ってよく考えたら、この発言って「与党野党をある程度経験しないと、国政は動かない」って意味だ。
つまり、

  • 岡田副総理は国政が動くまでには一定期間が必要だと思っていた。
  • その期間は数ヶ月ではなく、年単位だった。
  • そろそろ、ということから、期間は2〜3年と考えていた。
  • その間は政治空白となって、国政は動かないと考えていた。
ということになる。
岡田発言によって上記のことが「真」とはならないが、上記の前提がなければそもそも岡田発言は起き得ないのも事実。
「互いに与党野党を一定期間経験したのだから」より役割を果たすようにしよう、国政が止まって久しいので「そろそろ国政を動かす努力をしよう」とそれぞれ単独なら問題はないのですが。…国政が止まってるのは問題か。
2つセットでとなると、これはもう岡田副総理の頭の中では既定事項だったと考える以外ない。
政権期間4年間でマニフェストを実行する、と言っていた当時の民主党幹事長は誰かというと、岡田克也。政権獲得前の代表選挙にも出馬している。
そんな人が、民主党は政権をとっても2〜3年は国政を動かせない、と考えていた(る)わけだ。


適材適所とかブーメランとかリサイクルとかいったレベルの話ではないぞ、これ。現実に民主政権は何もできていないに等しいけど、確信的だったとはさすがに思わなかった。
まだ民主を理解できていなかったというわけだorz