地震関係と民主党

一応時系列で並べたもの。確認最終日時は3月24日。基本的に総理談話と官房長官談話と新聞の報道がソース。
こうやって表に出さないとデータを追加しない・更新しない自分に対する戒め。

  1. 民主党政権と直接関係があるものは緑
  2. その他は白
地震

  • 災害対策用予備費生活保護母子加算に流用(バラマキ)。

    上記予備費不足により、宮崎の口蹄疫対策費が不足。

    上記予備費不足により、地方自治体に対する除雪用支援費が滞る。
  • 野菜・原乳・大気等の自然放射線量(シーベルト及びベクレル)を全国で調査し、原発事故時の影響を定量的に判断する材料を提供する原子力施設等防災対策等委託費の削除を仕分け。
  • 新しい原発を作るための土地取得に要する電源立地地域対策交付金を仕分け。
  • 上記同目的に要する電源立地等推進対策交付金を仕分け。
  • 長期的視野に立ったスーパー堤防の建設費を仕分け。「二百年に一度の災害に備えて、 四百年かけて事業をする意味が分からない」

     ちなみに、今回の津波に匹敵する規模の津波は約1150年前、869年の貞観地震時に起きた可能性が高い。
  • 2011年1月1日、原子力安全保安院の上部機関である資源エネルギー庁(その上部機関は経済産業省)の長官が東京電力顧問に天降り。特例扱い。
  • 2011年2月7日、原子力安全保安院福島第一原子力発電所の稼働延長10年を認可。

     電源立地地域対策交付金と電源立地等推進対策交付金が減らされたら新しく原発を作るのは難しくなるわけで、そうなると現行の原発の稼働延長以外には電力の確保は方法がない。つまり仕分けと天降りと稼働延長の認可はワンセット。その上で事故が起きたときの被害を正確に測定するために必要な費用も削減しようとして、さらに被害を回復させるための予備費に手をつけている。もうここまでくると、事故発生の確率を上げて事故発生時の被害をわかりにくくして、復興も邪魔して被害を拡大させよう、という意図があるとしか思えない。そしてその通りのことが民主ブーメラン効果か民主政権時に発生。
2011年3月11日14:46頃、地震発生
  • 11日、即座に(地震発生14:46、内閣閣僚の緊急招集・対策室設置14:50、官房長官会見19:45。阪神大震災では発生05:46、定例閣議で対策室設置10:00、首相会見16:00)対策室を設置。
    阪神大震災での政府批判から学んだのであろう。唯一の評価点。

    阪神大震災では自衛隊のみならず、ダイエー、スイス、韓国は09:00以前に行動開始。なんとダイエーの当時の社長は06:20に一報を聞き出社。07:00にはスイスは駐日大使館に援助申し入れを指示、08:50には韓国で対策本部設置。この政府の初動の遅れに対し、村山富市首相派後に国会で「何分初めての経験でもございますし」と発言。
  • 11日、16:45、東電が福島第一原子力発電所にて冷却装置注水不能状態を把握して関係各所に通報。
  • 11日、16:54、首相、記者発表。
  • 11日、ドコモ、au、SB、ウィルコム災害用伝言板開設。
  • 11日、政府、アメリカからの福島第一原子力発電所事故への資材提供を断る
  • 12日、一方韓国からの救助犬2頭、救助隊員5人は即時受け入れ。
  • 12日、Google、災害情報まとめページ開設。Googleはこれ以降、様々な情報提供を行う。
  • 12日、首相、ヘリコプターにて福島第一原子力発電所を上空から視察。これにより現場作業を阻害したとされる。
  • 12日、官房長官福島第一原子力発電所から10kmの避難指示、第二から3kmの避難指示。
  • 12日、東祥三内閣府副大臣(防災担当)、ヘリにて宮城県岩手県を視察中、津波による被災地上空を通過しているときに居眠り
  • 12日、アメリカの日本支援オペレーション「TOMODACHI」の一部、福島第一原子力発電所事故の放射線被曝により移動。
  • 12日、首相、福島第一原子力発電所から20kmの避難指示。
  • 13日、Google、被災地の衛星写真を公開。
  • 13日、首相及び官房長官の談話にようやく手話通訳がつく。聴覚障害者への配慮がかけていたことを露呈。
  • 13日、官房長官、談話にて単位がない数値で放射線量を発表
  • 13日、深夜に計画停電を発表。
  • 13日、蓮舫行政刷新相が節電啓発担当大臣兼任に、辻元清美代議士をボランティア担当首相補佐官に任命。
  • 13日、仙谷代表代行、東電に計画停電による影響を問い合わせる。東電は「ご不明な点はカスタマーセンターまで」と書かれたFAXを送信して対応。これに対し、代表代行は「どういうことだ。俺を誰だと思っているんだ」と担当者を怒鳴りつけた。
  • 14日、首相、被災先の受け入れ態勢が整わず、第2回視察を断念。
  • 14日、計画停電実施。
  • 14日、蓮舫節電啓発担当大臣、計画停電での混乱に対し「初めてのことなので」と阪神淡路大震災で対応の遅れを追求された時の村山富市元総理と同じ発言をする。
  • 14日、官房長官放射線量の報告をシーベルト(Sv)/hで初めて発表。それ以前になされた数値報告との摺り合わせはなく、それまでの発表の数値が意味を失う。
  • 14日、官房長官、対策予算を予備費から出すと発表。302億円。
  • 14日、復興財源に子ども手当や高速道路割引を見直して充てることを検討。
  • 15日、Google、被災地向け携帯災害情報ページを開設。
  • 15日、官房長官、ミリシーベルト/hという単位を使用。説明は「単位が一つ違っております」のみ。
  • 15日、官房長官、同発表にて30mSv/h、400mSv/h、100mSv/hと語った後、「身体に影響を及ぼす可能性のある数値であることは間違いありません。」と発言。少なくとも30mSv/hは距離を取れば短期被曝の影響がある数値ではない。
  • 15日、首相、東電関係者を怒鳴り付ける。
  • 15日、在日米軍報道部は、福島第1原発で起きた事故で現地派遣し、支援の申し出を断られたとしていた米軍ポンプ車について、日本側に引き渡され、ポンプ車は使用されたと訂正した。
  • 16日、官房長官、燃料不足の現状を訴え、買い占めなどを行わないようにと発言。
  • 16日、官房長官、同発表にてμSvとmSvとを同時に使用。単位についての説明はなし。(1000μSvとも発言しているので、この時に「これが1mSvです」と言えば良いだけなのに)
  • 16日、官房長官内閣官房参与東京大学大学院教授である小佐古敏荘氏(放射線安全学)を任命と発表。
  • 17日、11:30、官房長官、初めて生活弱者への支援の必要に言及。
  • 17日、18:42、仙谷氏、官房副長官に。
  • 17日、暫定規準値はWHOの指針を上回っている。
  • 18日、首相、震災一週間のメッセージにて日本テレビ、読売新聞、毎日新聞からの震災対策に関する質問に具体的に答えず。
  • 18日、即応予備自衛官に災害召集命令書を交付。予備自衛官の中には地震翌日に自ら派遣を申し出たものもいる。
  • 19日、首相、自民谷垣氏に「責任の分担」のために入閣を要請、拒否される。
  • 21日、00:35頃、中国が原発対応用に巨大ポンプ車の無料提供を発表。
  • 21日、首相、天候不良を理由に現地視察を中止。直前の発表のため、各自治体で行った準備が無駄に。
  • 21日、海江田経済産業大臣?(原子力安全保安院の最上部期間の長)のハイパーレスキュー恫喝事件発覚。
  • 21日、政府のゴリ押しにより、稼動可能時間を超えた放水を行ったために福島第一原子力発電所で放水作業を行っていた作業車が以後の作業不能状態にまで故障。
  • 22日、復興財源へと検討しているはずの、子ども手当法案を延長させるつなぎ法案を国会に提出。
  • 22日、14:30現在、枝野官房長官の会見では専門家の解説は存在せず。
  • 22日、14:30現在、枝野官房長官の会見ではシーベルト/hと年間許容シーベルトの関係を説明せず。
  • 22日、蓮舫行政刷新相兼節電啓発相、サマータイムとフレックスの導入を検討と表明。

     照明が電力消費で大きな比重を持っていた時代ならともかく、夜になっても暑い日本では家庭で空調が使われるので効果はあまり期待できないと思われる。フレックスにしても、電力消費を抑えるために間引きダイヤで運行されている通勤電車の現状では効果は期待できない。現実的なシミュレーションが作れるか期待。そしてコンピュータ関係のトラブルが生じる可能性もある。例えばFATはローカルタイムでファイルを管理、NTSFとMacUTCで管理している。FATはHDDではほとんど使われていないと思われるが、USBメモリなどではフォーマット済みとして使用されている。HDDとUSBメモリ間でファイルのやりとりをして「新しいファイルならば上書」とした場合に問題が生じる可能性がある。
  • 23日、官房長官、首相命令の野菜出荷制限と摂食制限を発表。
  • 23日、金町浄水場にて水道水に暫定規準値以上の放射線源数(ベクレル)を検出。線源はヨウ素
  • 23日、官房長官、一歳未満の乳児に金町浄水場経由の水道水を与えないように、と発表。
  • 23日、報道ステーションにて、ベクレルを「放射線の強さ」と説明。放射線の強さの単位は「グレイ」。
  • 24日、首相、被災者生活支援特別対策本部を初めて訪問。滞在時間4分。
  • 24日、菅直人首相の元秘書、武蔵野市松本清治市議が東京電力に要請を行い、選挙区内の「計画停電」見送りを実現させたことを誇示するビラを配布していたことが判明。
  • 24日、民主党、被災地に党所属議員や秘書らをボランティアとして派遣することを決定。まず27日に宮城県松島町へ30〜40人。松島町は景観地松島の奥。被害が大きかった東松島町に比べると、各島の存在によりかなり被害は小さい。松島町の瑞巌寺は海岸に面した土産物店の間に参道があるが、その途中までしか津波は来なかったほど。

追加していかないといけませんね。特に被災地の状況推移とか。